パソコンの Arch Linux に Chrome をインストール
今回は Arch Linux にウェブブラウザをインストール.せっかく GUI が使えるようになったんだから,Arch Linux 上でブログを更新したい.
まだ GUI を導入していない場合,LXDE のインストール方法が参考になるかも.
ウェブブラウザとして,Chrome をインストールすることにした.Chromium は Chrome をベースとしたオープンソース版.pacman でインストールできるところが強み.ただ,Adobe Flash Player に対応していない.Chromium で Flash Player を使おうとすると,結局,Chrome をインストールすることになる.別に Flash Player が使いたいわけではないが,Windows 上の Chrome との互換性なども考慮して Chrome をインストールする.
特に難しいことは何もない.
Chrome をインストールしただけでは日本語を入力できない.日本語を入力する方法にはいくつかあり,どれを選べばいいのか悩むところ.というか,Fcitx だの Ibus だの Mozc だの Anthy だの何なんだこれ.
いろいろ調べて分かったことは,日本語入力を実現するためには,アプリごとの日本語入力を共通化してくれる「インプットメソッドフレームワーク」と実際に漢字変換を行う「インプットメソッド」を何にするかを決めなければならないということ.
Fcitx,Ibus,Uim がインプットメソッドフレームワークと呼ばれ,Mozc,Anthy,ATOK がインプットメソッドと呼ばれる.漢字変換の賢さはインプットメソッドの性能に依存し,漢字変換の使い勝手はインプットメソッドフレームワークに依存する.
今回はインプットメソッドフレームワークとして Uim,インプットメソッドとして Mozc を採用する.
Mozc のインストールでは Mozc を配布している非公式リポジトリを使うので, /etc/pacman.conf に以下の3行を追加して,パッケージデーターベースを更新する.
そして,uim-mozc をインストールする.
さらに,~/.xprofile に以下の4行を追加して再起動すれば,半角/全角キーで日本語とアルファベットの入力が切り替えられるようになる.
現状では,日本語入力なのか直接入力なのか見た目では分からない.MS-IME とかだと,現在の入力状態が表示されていて分かりやすい.MS-IME と同じように,システムトレイに現在の入力状態を表示させるには,~/.xprofile に以下の1行を追加する.
残念ながら,画面右下に表示されるものは潰れてしまって,何が表示されているか分からない.そこで,uim-pref-gtk を起動して設定する.
これで Arch Linux 上でブログを更新できるようになった.
今日はこの辺で.
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まだ GUI を導入していない場合,LXDE のインストール方法が参考になるかも.
Chrome のインストール
ウェブブラウザとして,Chrome をインストールすることにした.Chromium は Chrome をベースとしたオープンソース版.pacman でインストールできるところが強み.ただ,Adobe Flash Player に対応していない.Chromium で Flash Player を使おうとすると,結局,Chrome をインストールすることになる.別に Flash Player が使いたいわけではないが,Windows 上の Chrome との互換性なども考慮して Chrome をインストールする.
$ yaourt -S google-chrome
特に難しいことは何もない.
日本語入力
Chrome をインストールしただけでは日本語を入力できない.日本語を入力する方法にはいくつかあり,どれを選べばいいのか悩むところ.というか,Fcitx だの Ibus だの Mozc だの Anthy だの何なんだこれ.
いろいろ調べて分かったことは,日本語入力を実現するためには,アプリごとの日本語入力を共通化してくれる「インプットメソッドフレームワーク」と実際に漢字変換を行う「インプットメソッド」を何にするかを決めなければならないということ.
Fcitx,Ibus,Uim がインプットメソッドフレームワークと呼ばれ,Mozc,Anthy,ATOK がインプットメソッドと呼ばれる.漢字変換の賢さはインプットメソッドの性能に依存し,漢字変換の使い勝手はインプットメソッドフレームワークに依存する.
今回はインプットメソッドフレームワークとして Uim,インプットメソッドとして Mozc を採用する.
Mozc のインストールでは Mozc を配布している非公式リポジトリを使うので, /etc/pacman.conf に以下の3行を追加して,パッケージデーターベースを更新する.
$ sudo vi /etc/pacman.conf
[pnsft-pur]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://downloads.sourceforge.net/project/pnsft-aur/pur/$arch
$ sudo pacman -Syy
そして,uim-mozc をインストールする.
$ sudo pacman -S uim-mozc
さらに,~/.xprofile に以下の4行を追加して再起動すれば,半角/全角キーで日本語とアルファベットの入力が切り替えられるようになる.
export GTK_IM_MODULE='uim'
export QT_IM_MODULE='uim'
export XMODIFIERS='@im=uim'
uim-xim &
システムトレイの追加
現状では,日本語入力なのか直接入力なのか見た目では分からない.MS-IME とかだと,現在の入力状態が表示されていて分かりやすい.MS-IME と同じように,システムトレイに現在の入力状態を表示させるには,~/.xprofile に以下の1行を追加する.
$ vi ~/.xprofile
uim-toolbar-gtk-systray &
残念ながら,画面右下に表示されるものは潰れてしまって,何が表示されているか分からない.そこで,uim-pref-gtk を起動して設定する.
$ uim-pref-gtk
- 「グループ」の中から「ツールバー」を選択.
- 「入力方式切り替えメニュー」および「ボタン」ボックスの中のすべてのチェックボックスのマークを外す.
- 「濃色背景向けアイコンを使用する」にチェック.
- 「グループ」の中から、Mozc を選択.
- 「ツールバー」ボックスの「有効にするボタン」の右端にある「編集」ボタンをクリック.
- 「入力モード」のみ有効にする.
- 「OK」をクリックして設定ウィンドウを閉じる.
これで Arch Linux 上でブログを更新できるようになった.
今日はこの辺で.
応援よろしくにゃ〜.
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GoogleがChromiumをベースとしたChromeというブラウザを作ったというのが正しいです。 FYI: https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromium
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