Haskell のプログラミング環境を整える
Haskell のプログラミング環境を Arch Linux 上に整備します.
Haskell のプログラムを実行するには,開発環境が必要となります.Haskell 用の開発環境にはいろいろありますが,今回は ghc をインストールします.
Haskell のプログラムは Emacs で書くことにします.Eemacs のインストール方法は パソコンの Arch Linux に Emacs をインストール が参考になるかもしれません.
haskell-mode という Emacs の補助ツールが非常に便利ですので,これもインストールします.
インストールがうまくいっていれば,以下のコマンドでバージョンが分かります.
ただ,Emacs で haskell-mode を利用するためには若干の設定が必要です.
以上で設定は終わりです.
次に,以下の簡単な Haskell プログラムを入力します.
これはプログラミングで最初に習う Hello world の Haskell 版です.haskell-mode をインストールしたおかげで,キーワードがカラフルになっています.スペルミスなどに気が付きやすいです.このプログラムは実行すると
再び LXTerminal に移動して,以下のように Haskell プログラムをコンパイルします.
すると,次のようなメッセージが表示されて
作られた
このように表示されれば,バッチリです.これで Haskell のプログラミング開発環境が整いました.
今日はここまで.
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Haskell のプログラムを実行するには,開発環境が必要となります.Haskell 用の開発環境にはいろいろありますが,今回は ghc をインストールします.
Haskell のプログラムは Emacs で書くことにします.Eemacs のインストール方法は パソコンの Arch Linux に Emacs をインストール が参考になるかもしれません.
haskell-mode という Emacs の補助ツールが非常に便利ですので,これもインストールします.
ghc のインストール
ghc の現在の最新版は 7.8.4 です.pacman で簡単にインストールできます.$ sudo pacman -S ghc
インストールがうまくいっていれば,以下のコマンドでバージョンが分かります.
$ ghc --version
The Glorious Glasgow Haskell Compilation System, version 7.8.4
haskell-mode のインストール
haskell-mode の現在の最新版は 13.10 です.haskell-mode も pacman で簡単にインストールできます.$ sudo pacman -S emacs-haskell-mode
ただ,Emacs で haskell-mode を利用するためには若干の設定が必要です.
.emacs.d/init.el
に以下の6行を追加します.(add-to-list 'load-path "/usr/share/emacs/site-lisp/haskell-mode/")
(load "haskell-mode-autoloads.el")
(add-hook 'haskell-mode-hook 'turn-on-haskell-simple-indent)
(add-hook 'haskell-mode-hook 'turn-on-haskell-indent)
(add-hook 'haskell-mode-hook 'turn-on-haskell-indentation)
(add-hook 'haskell-mode-hook 'turn-on-haskell-doc-mode)
以上で設定は終わりです.
Haskell プログラムを書いてみる
ghc と haskell-mode をインストールしたので,試しに Haskell のプログラムを書いて実行してみます.まずは LXTerminal を起動して,以下のように Emacs を立ち上げます.$ emacs Main.hs &
次に,以下の簡単な Haskell プログラムを入力します.
module Main where
main = putStrLn "Hello, world!"
これはプログラミングで最初に習う Hello world の Haskell 版です.haskell-mode をインストールしたおかげで,キーワードがカラフルになっています.スペルミスなどに気が付きやすいです.このプログラムは実行すると
Hello, world!
と表示するだけです.今は文法などの細かいことを無視して入力しましょう.入力が終わったら,保存して終了します.再び LXTerminal に移動して,以下のように Haskell プログラムをコンパイルします.
$ ghc Main.hs
すると,次のようなメッセージが表示されて
Main
という実行ファイルが作られます.他にも,Main.hi
や Main.o
というファイルも作られますが,とりあえず今は無視します.[1 of 1] Compiling Main ( Main.hs, Main.o )
Linking Main ...
作られた
Main
を実行してみましょう.$ ./Main
Hello, world!
このように表示されれば,バッチリです.これで Haskell のプログラミング開発環境が整いました.
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